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きらくやになってから激闘奮闘1800日

きらくやに生まれ変わって5年。その7です。

第7回、インターネットに救われた。

  新しい旅館になり当初宿泊したのは今までのお馴染み客だった。 しかし皆一度泊まるとそれっきりであった。利用の目的が違うのである。 しばらくは停滞が続き頭を抱えた。

  新旅館「きらくや」になり8ヶ月ほどたった時、 知り合いの息子さんが「ホームページを作りませんか」とやって来た。 とにかく作ってみた。インターネットから予約出来る仕組みも作った。 タイミング良く夏休みにぶつかりインターネット予約から (電話を受けなくても)自動的にお客様が入り手ごたえを感じた。

  今でこそ毎日200人もの人が「きらくや」のページを訪れるが、 始めは30人程しか見に来てくれなかった。 あるホームページが「きらくやページ」を紹介したら どっと一日に八百人もアクセスが有り驚いた事も有った。

  だいたいホームページの訪問者の5%が宿泊客になる事が判ったので、 ひたすらコンピューターの前できらくやページをより見ていただける工夫だけに 没頭し他に何もしなかったのが丁度オープン1周年くらいの事だった。

  現在、きらくやは(自分で言うのも恥かしいが) 日本では有数のインターネット活用旅館になった。 電話ならばクドクド説明しなければならない「きらくや」 の業態をホームページを見ていただく事で理解して貰える。 料金が明快に決まっているのでスムーズに予約が出来るからである。

  当館のホームページを作った彼らも「きらくやページ」 を作った時はまだ3軒目だった。 しかしそれから5年、彼ら90軒のホテル旅館のページと 14の観光組合のページを手伝う製作会社に成長した。